りまさんの歴史

①父親の浮気から男性不信になるも、AVやBLの濡れ場は見ることができた。

 

②親友に彼氏ができ、独占欲のようなものが芽ばえる。親友を「大切なひと」と認識したときに女性も恋愛対象になるのではと感じる。彼女になりたかったり、性的接触をしたいわけではなかった(後者についてはPTSDによる影響か)。なお、もともとセクシャルマイノリティに理解はあった。

 

③妹が結婚、妊娠する。また、社会人になってから周りに恋人ができ始める。あまりにもしあわせそうなので、漠然と恋人がほしくなる。

 

④職場で仲良くなりたいと思う男性を見つける。ふたりで食事に行く仲になり、常識のある彼に惹かれるも、やはり恋人になりたい、性的接触を持ちたいと思わず。少女漫画で比喩されるときめきやドキドキという感情が理解できなかった。

 

⑤わたしは恋愛感情及び性的感情を抱くことができるのか検証。そこそこ顔の良い方とBまですすむ。その場のノリで凌ぐことはできたものの、性的接触は快感を覚えるようなものでもなく、性的行為は不要であると悟る(ノンセクシャルを自認)。

 

⑥一般的に愛と性欲は切り離せないものらしい。人並みのしあわせのために結婚や恋愛を夢見たが、わたしなりにしあわせーー家族や友人と出かけ、欲しいものを買って、おいしいものを食べるーーであれば、そういった感情は不要であると気づく。

 これだけではアセクシャルの自認には弱い。

 一般的な恋人でいう、ハグ、キス、 セックスのない(いずれも恋愛的、性的意味を含める)パートナー、つまるところ、家族のような存在であればいてほしいと思うのだ。

 恋愛や結婚を女性のしあわせの定義とするなら、わたしはきっと不幸せなのだろう。しかし、仕事や家族とくらす日々、友人とすごす時間こそかけがえのないものである。

 

⑥ひととして尊敬し、素敵だと感じることはあるが、ときめきやドキドキは感じない。恋人になりたいと思わないし、ハグやキス、セックスといった行為は不要である。家族や友人とすごす時間を大切にしたい。